「整形外科でストレートネックって言われました。」

首痛や肩こりでお悩みの方から、よく聞きかれる言葉です。

ストレートネックって何だと思いますか?

簡単にご説明しましますね。

ストレートネックとは

人間の首は7つの骨で構成されています。

そして、少し前に反り返りがある状態が正常で、反り返りがなくなり、真っ直ぐな状態をストレートネックと呼んでいます。

下の写真を見て下さい。

向かって左がストレートネック・右が正常です。

正常な反り返りがあると頭の重さを吸収してくれますが、真っ直ぐだとダイレクトに首や肩に負担がかかるので、色々なトラブルを引き起こしてしまいます。

ストレートネックの種類

大きく分けて2つあります。

器質性と機能性です。

器質性とは、加齢などによる骨や椎間板の変形など、元に戻らない不可逆性のもので、重度の場合は手術が検討される事もあります。

一方、機能性とは、普段の姿勢や筋肉の緊張などから来るもので、正しい姿勢やストレッチなどの運動で改善できます。

まれに、本当はストレートネックではないのに、レントゲンの撮り方がヘタで、ストレートネックに撮ってしまう事もありますが、ここだけの業界裏話にしておいて下さいね。(笑)

ストレートネックは、スマホやパソコンなど、長時間の姿勢の悪さから起こり易いので、仕事の合間に休憩を挟んで作業をする様にして下さい。

簡単!ストレッチ

最後に自分でできる改善方法をお伝えしますね。

ストレートネックは首の「前の反り返り」がなくなった状態ですから、首を「後ろに反らせる」ストレッチがお勧めです。

首をゆっくり、後ろに反らした後(20秒×3回)、左右に3回づつ回して下さい。

イスに座ったまま、仕事の作業の合間にできますので、是非、お試し下さいね。

投稿者プロフィール

Gakuji Kojima
Gakuji Kojimaこじま富雄団地接骨院院長
業界に20年以上携わり、日々の施術の傍ら学会講師としても活動中。経絡治療学会阪神部会副部会長・講師