アドラー心理学
ご存知の方も多いと思います
「嫌われる勇気」でも話題になりましたね
アルフレッド・アドラーは、オーストリアの心理学者で、フロイト・ユングと共に3大巨頭と呼ばれています
その中でもアドラーは、「主人公を自分自身」に置いています
つまり、
「今のあなたを作っているのはあなた」
「あなたを変えることができるのもあなた」
もし、今、あなたが何か不安だったり、悩んでいたとしても、いつでもあなた自身で未来は開けます
アドラー心理学の全体像
アドラー心理学は自己啓発の祖とも言われます
アドラー曰く、「全ての悩みは対人関係」なんです
そこで、対人関係を分けて考えます(課題分離)
その問題は、自分の課題なのか?、他人の課題なのか?
そして、過去に捉われることなく、目的を明確にし、未来の行動へとつなげて行きます(目的論)
①自己決定性
あなたは、過去や環境に左右されることなく、自ら運命を創造することができる
②目的論
原因ではなく未来への目的に向かって行動する
③全体論
ココロとカラダはひとつ。分離不可能なかけがえのない存在である
④認知論
誰もが自分の虫メガネを通して物事を見ている
⑤対人関係論
全ての行動には相手役が存在する
難しい理論はさておき、困難を乗り越える活力(勇気づけ)を与え、社会や他人とのつながり(共同体感覚)を高めるのがアドラー心理学です
子どもの叱りかた
次にアドラー心理学を使って、子どもの叱り方を考えてみましょう
ポイントは、「勇気づけ」です
子どもを叱るときによく使う言葉
「なんで、できないの!」
あなたも言ってませんか?(笑)
これは原因論です
過ぎてしまった過去にスポットを当ててしまっています
こう言われて子どもは反省しますか?
アドラー心理学では、こう言います
「こうすればできるんじゃない?」
これが目的論、つまり「勇気づけ」です
経験豊富な大人ができる方向に導いてあげます
原因論は過去を掘り下げ、目的論は未来を提案しています
どちらが子供の行動をあと押しできるでしょうか?
勇気づけは克服する力を子供に与えてくれます
視点を変える
とは言え、腹が立ちますよね~(笑)
そんなときは、視点を変えて見てみましょう
- 臆病 → 慎重
- 気分や → 感性豊か
- 頑固 → 信念が強い
- 口下手 → 聴き上手
- おしゃべり → 発信力がある
- 暴れん坊 → 体力がある
- 注意散漫 → 色んなことに興味がある
子どもの長所を見つけるのも親の仕事です
子育ての5つのヒント
最後に、アドラー心理学の手法である「勇気づけ」を使った子育て法です
子供を勇気づける方法
- 「ダメだし」ではなく「良いだし」をする
- 減点ではなく加点で見る
- 結果ではなくプロセスを重視する
- 失敗はチャレンジの結果と受け入れる
- ありがとうと感謝を伝える
いかがでしたか?
アドラー心理学を使った子育てについて書いてみました
あ、偉そうに言ってますが、私はできてないですよ
ウチの子、いつも飲んだペットボトル置きっぱなしです
「なんで、できないの!」(笑)