ふくらはぎが強い痛みとともに痙攣する「こむら返り」

「こむら」とはふくらはぎの事で、

ふくらはぎの筋肉が痙攣する事を「こむら返り」と呼んでいます。

筋痙攣は、自分の意識とは関係なく起りますので、

一度痙攣した筋肉を途中で止める方法はありません。

箱根駅伝では、極限状態の疲労と脱水により、

全身痙攣でリタイアする場面を良く目にしますよね。

こむら返りの原因は、多々ある様です。

基本的には筋痙攣ですので、

筋肉に何らかの刺激が入る事で、体がビックリして起こります。

刺激の種類には、

疲労・冷え・水分不足・電解質バランスの崩れ等が挙げられます。

昼間の疲れを残したまま寝てしまい、

体温も室温も下がる明け方は、こむら返りの好発時間。

これに、寝汗で水分を失うと、「痛たたた~」となるのです。

こむら返りは、年をとるにつれ、起りやすくなって来ます。

年をとると、次第に代謝が悪くなり、刺激への適応力が劣って来たり、

活動電位と言う筋肉を動かす刺激のコントロール能力が低下するため、

頻繁にこむら返りが起こる様になります。

これは生理学上、ある程度、仕方ありません。

ストレッチをしましょう!

明け方のこむら返りの予防法を皆様によく聞かれるのですが、

入浴で血行を良くした後、ふくらはぎを伸ばすストレッチが効果的です。

寝る前の水分補給もおすすめ!

寝汗はコップ1杯分くらいと言われますので、

コップ1/3くらいの水分、できればスポーツドリンクを補給して寝て下さい。

たくさん取り過ぎると、トイレに行きたくなってしまいますので、

ほんの少しがポイントです。

一度、試してみて下さいね。^_^

投稿者プロフィール

Gakuji Kojima
Gakuji Kojimaこじま富雄団地接骨院院長
業界に20年以上携わり、日々の施術の傍ら学会講師としても活動中。経絡治療学会阪神部会副部会長・講師