子供の肘が抜ける?

昨日の7時30分頃、電話がありました。

『子供が肘が痛いと泣いてるんです。まだやっていますか?』

『はい。大丈夫です。すぐに連れて来て下さい。』

2歳の女の子がお父さんに連れられてご来院になりました。

診させて頂くと左肘をダランと垂らして動かしません。

子供の肘の脱臼。

肘内障(ちゅうないしょう)です。

整復してすぐに治りました。^_^

 

 

子供の手を強く引っ張ると肘が抜けることがあります。

腕をダランと垂らすことから、

『肘が抜ける』

『腕が抜ける』

と言われますが、

正確には亜脱臼と言って完全な脱臼ではありません。

簡単に言えば、抜けかけた状態です。

 

なぜか、時々、

『子供の肩が抜けました。』

とお電話いただくこともあります。

しかし、子供の肩はそんなに簡単には抜けません。(笑)

おそらく、腕をダランと垂らしているので、肩と思ってしまうのでしょう。

もちろん、肩の場合でも整復できます。

安心して下さいね。^_^

 

肘内障は、幼稚園や保育園に通う年代の幼児に起こります。

骨がまだ成長してないのが原因です。

ですので、今日整復して治っても、また明日抜けることもありますが、

抜ければ、また整復すればいいので大丈夫です。

脱臼癖を心配される親御さんもおられますが、

骨が成長する小学校に上がる頃には抜けなくなりますので、

心配は要りませんよ。

 

ただ抜けると本人は痛いですよね。

寝返りで抜けることもありますので、完全に予防することは難しいですが、

子供の腕は強く引っ張らないで下さい。

子供の腕を真っ直ぐ伸ばした状態で引っ張ると構造上抜けやすくなります。

優しく手をつないであげて下さいね。^_^

 

ところで、

接骨院・整骨院はマッサージ。

骨折・脱臼は整形外科。

と思っておられる方も多いのでは?

皆さんご存知の様に、接骨院や整骨院が増えましたね。

 

私たちの時代は、師匠について経験を積んでから開業するのが一般的でした。

しかし、厚生労働省による規制緩和の影響で、

最近の若い先生の中には、免許をとってすぐに開業する方もいらっしゃいます。

つまり、学校で習った事はあるけど、実際に治したことはないと言うことです。

『え!』

と思うかも知れませんが、本当です。

 

あまり業界の悪口を言いたくはありませんが、

マッサージしかできず、治せない先生もいると言うのが現状です。

(もちろん一部の先生ですよ。)

皆さんのイメージが、整骨院 = マッサージと思われても仕方ないですね。

同じ業界の人間として悲しい限りです。

 

本来、我々柔道整復師(接骨院や整骨院の先生)は、骨折・脱臼の専門家です。

当院では、骨折・脱臼・捻挫・打撲・肉離れなど、

急性のケガは、受付時間に関係なく対応させて頂きます。

もしもの時は、お気軽にお電話下さいね。