『めまい』はクラクラする感覚の総称で、吐き気や平衡感覚などの異常も見られます。
さまざまな原因で起こる『めまい』ですが、耳の中にある三半規管が関与することが多く、
耳鼻科ではリンパ液の流れを改善するお薬や点滴が処方されます。
これで治ればそれに越したことはありません。
しかし、
『時々、めまいが起きるんです。』
とご相談を受けることがあります。
そんな時は東洋医学の出番!
お困りの『めまい』に西洋医学とは違った視点でアプローチして行きます。
体は『陰・陽』のバランスで健康が保たれています。
病気の発症は、このバランスが崩れた時に起こります。
東洋医学では、めまいの原因は、頭に陽気が溜まったからと考えます。
特に季節変動の激しい春先はバランスを崩しやすく、『めまい』が発症しやすい季節です。
なぜなら、
春は木々が芽生える季節であり、新学期など何かを始める季節・・。
つまり陽気が活発な季節だからです。
『陽気』は元々上に昇る性質があり、体の上部『頭』に溜まります。
この溜まった『陽気』がストレスなどでうまく循環できなくなると、
頭痛や肩こり・のぼせ・めまい等の症状が発生します。
頭に溜まった陽気を、鍼灸でうまく循環してあげると良くなるのですが、
軽い場合には、ご自分でも対策ができます。
今日は自分でできる!
春先のセルフケアをご紹介しますね。(^_^)
①軽い運動(ウォーキングなど)で汗を流しましょう!
体を動かすことで気が動き出しストレスが発散されます。
体内に溜まった熱も外に放出することができます。
②下半身を温めて冷やさない様にしましょう!
春とは言え、まだまだ肌寒い日もあります。
ポイントは全身ではなく、下半身を温めること。
下半身を温めることで、頭に溜まった熱を下へ引き降ろすことができます。
③早寝・早起き・規則正しい生活で体内リズムを整えましょう!
人間には体内リズム(サーカディアンリズム)が備わっています。
海外旅行で時差ボケがおこるのもこの影響です。
規則正しい生活を送ることで、体内リズムが正常化され、
からだの根本である陰陽のバランスを整えることができます。
以上はあくまで、めまいの症状が軽減している時の養生法です。
実際に「めまい」がおきている時は、安静にして下さいね。
また、忙しすぎると目が回ると言います。
普段から忙し過ぎる人は少しスケジュールを減らして休憩してくださいね。
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こじま富雄団地接骨院