東洋医学の診察に「舌診」があります。
簡単に言うと「舌」で体の状態を診ます。
今日は、知人の治療院をお借りして、鍼灸師の仲間の先生と一緒に勉強します。
講師に三重から丸山由倫先生をお招きしました。
舌診で臨床をされながら、学校の教員もされておられる先生です。
舌は色々な診方ができます。
舌裏の舌下静脈の状態から瘀血の有無が確認できます。
この方の場合、やや怒張が見られるので軽度の瘀血があります。
こちらは、白い苔が多く胖大しており、辺縁に歯痕も見られます。
中央にの列紋は脾胃の弱りを意味します。
お疲れですね・・。
丸山先生は中医学で臨床をされているので、経絡治療とは治療スタイルが異なりますが、先程の舌下静脈の怒張を瘀血と捉え、肝経の原穴「太衝」を瀉法します。
太衝穴への刺鍼。
臨床上、左右同時に刺激した方が効果が高いとのこと。
普段はご自身の治療院で院長をされている鍼灸師の先生が多いので、臨床を交えた勉強会は非常に有意義です。良い所はドンドン当院の治療にも取り込んで行きますので、期待していて下さいね!