日曜日は、大阪で古典鍼灸の定例会に参加して来ました。
古典の生理学(臓象学)・書物・臨床を毎月勉強しています。
私は実技で上級者クラスの指導をさせて頂きました。
上級者クラスになると、普段は院長先生をされている先生もたくさんおられるので、臨床の話をディスカッションできて私も楽しいです。(笑)
ところで、古典鍼灸ではお体の状態を手首の脈で判断します。
西洋医学では橈骨動脈ですね。
西洋医学では、血圧と心拍数を計っていますが、
東洋医学では、
脈の硬さ・太さ・元気さ・位置など、色々なことを診ています。
『橈骨動脈でカラダ全体の事がわかるはずがない・・。』
西洋医学が発展し、科学化が進んだ現代では、そう批判される事も多いです。
しかし、否定から入ればその先は何も見えてきません。
目の前に『あるもの』・『見えるもの』だけが真実ではありません。
東洋医学の概念に『陰』と『陽』があります。
『陰』と『陽』が揃って『ひとつ』です。
例えば、男性は『陽』・女性は『陰』です。
父(陽)と母(陰)がいて、私が生まれました。
どちらが欠けても私は存在しませんね。
私が生きていると言う現実の中に、普段は意識しない両親の姿があります。
『自分が存在するのは両親のお陰・・。』
皆さんは意識されたことはありますか?
ご先祖様を大切にする・・。
良き日本の風習にもつながりますね。
お陰様で私も5人の父です。
男(陽)一人。
女(陰)四人。
を授かりました。
私(陽)だけでは授かりません。
妻(陰)がいてくれたので、授かりました。
妻に感謝!
そうやって、命は受け継がれて行きます。
陽2人+陰5人=我が家です。
少し話はそれましたが、私が言いたいのは、
『普段意識しないことに目を向けることも大切。』
と言うことです。
ご先祖様の存在。
父と母の存在。
妻の存在。
私の存在。
子供の存在。
何も意識しないで脈を診てもわかることは少ないでしょう。
しかし、古典を学び・意識して脈を診ると見えてくるものがあります。
はじめから『わかるはずがない。』と否定すれば、当然、わかるはずはありません。
否定から始めず、まず自分でその世界に飛び込み勉強することが大切です。
『故きを温ねて新しきを知る』
先人達が残したものを勉強することで、また新たなものが生まれて来ます。
そうやって今があります。
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ご縁を頂いた皆さまを
こころを込めて施術させて頂きます。
こじま富雄団地接骨院
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