打撲で皮下に血液が溜まっている場合、患者さんの希望により刺絡治療を施します。打撲すると血の滞り、つまり瘀血(おけつ)ができます。刺絡とはその「瘀血」を取り除く方法です。

ちなみに、特別な理由等で、「早期回復が必要。」と言う患者さんのみを対象としております。全員に行っているわけではありません。主旨と手技をご説明した上で、患者さんが希望されればのお話です。「試合が近いのでなんとかして欲しい!」など、お気軽にご相談下さいね。

下腿部の打撲。

専用道具で刺絡治療。(もちろんハリは使い捨てです。)

皮下に溜まった「瘀血」が出てきます。

刺絡の後は、患部周囲に置鍼し自然治癒力を高めます。

周囲にハリを刺す理由は、なぜだと思われますか?人体は痛めた所ではなく、その周囲の健康な所から回復して行くからです。ケガで出血した時は傷口をよく観察してみて下さい。皮膚は傷口の周囲から再生されていますよ!

当院では患者様のご希望に応じて、あらゆる方法で早期回復を目指しております。骨折・打撲・肉離れ・捻挫の治療など、お気軽にご来院下さいね。

投稿者プロフィール

Gakuji Kojima
Gakuji Kojimaこじま富雄団地接骨院院長
業界に20年以上携わり、日々の施術の傍ら学会講師としても活動中。経絡治療学会阪神部会副部会長・講師