20年ほど前に頚椎椎間板ヘルニアの手術を某大学病院で失敗。
膀胱直腸障害となり、それ以降、「カラダの疲れがとれない。」「お腹の調子が悪い。」「気を失いかけるほどフラフラする」「日によっては立ち上がれない。」など、不定愁訴に悩まされています。
早速、カラダを拝見・・。

脈は沈んで細くわかりにくいですが、一生懸命打ってます。
お腹は、表面はポチャポチャと力がないですが、両季肋部及び下腹部が奥の方で硬いです。
経絡治療では「脾虚肝実瘀血証」と診ます。

写真は鍼灸治療の様子。
背部置鍼と督脈に台座灸。腎兪に灸頭鍼。 鍼を打った所がフワッと発赤しているのがわかると思います。これをフレア現象と言います。

西洋的には血流が改善していることを示し、東洋的には気血が充実している事を示します。
手術の失敗から長い間、体調不良に悩まされているとのことですので、体力の回復を主体として、自律神経の調整と免疫力のUP・体質改善に少し時間をかけて治療する必要がありますね。
治療後はスッキリしたと喜んで頂けました。(^o^)

写真の掲載許可を得ています。

投稿者プロフィール

Gakuji Kojima
Gakuji Kojimaこじま富雄団地接骨院院長
業界に20年以上携わり、日々の施術の傍ら学会講師としても活動中。経絡治療学会阪神部会副部会長・講師