寒くなって来ましたね。
これからの時期は、お灸がいいですよ~。

ご自宅でも簡単にできますので、ご紹介しますね。

『お灸の歴史』
お灸の歴史は古く中国最古の医学書「黄帝内経」には記述があることから2000年以上前になります。日本に伝わったのは飛鳥時代と言われ、江戸時代に入ると上層階級のものだったお灸が庶民にも広がりました。お灸は「養生灸」とも言われ、治療だけでなく普段からの健康管理にも重宝されてきました。

『あつさう 風俗三十二相之内』
最後の浮世絵師と評される月岡芳年氏の作品。
背中にお灸をすえている様子が描かれています。

 

『お灸の効果』
お灸に使われる「もぐさ」はヨモギから作られています。ヨモギは薬効成分がとても高くフランスでは「王様のハーブ」と呼ばれ、その効果が認められています。特にヨモギの成分であるチネオールが皮膚に浸透すると白血球を増やして免疫力を高めると言われています。また、温熱効果はからだを温め血流を改善し、香りは自律神経を安定させ、心身をリラックスさせてくれます。東洋医学思想では人間に必要な物質、特に「血」を増やしてくれます。

『お灸セット』(当院でも販売しています。)

 

『ツボの探し方』

 

『台座灸のやり方』

 

①5分待ちます。
(熱さを感じなくなってもヨモギの成分が浸透しています。そっと待ちましょう。)

②熱さを感じにくければ、もう一度すえてもいいですが、同じツボは3回までにしましょう。

③コップに水を入れておき、終わったら水につけてから捨てて下さい。

*最も効果的なのは体がリラックスできる時間です。
(食時の前後・入浴の前後30分~1時間は体が活発に活動していますので避けた方がよいでしょう。)

ほ~んと。お灸って気持ちいいです。
当院にて、『自宅でできる簡単お灸のやり方』のチラシ差し上げます。

始めてみようと思う方は、スタッフまでご遠慮なく・・。(^^)

投稿者プロフィール

Gakuji Kojima
Gakuji Kojimaこじま富雄団地接骨院院長
業界に20年以上携わり、日々の施術の傍ら学会講師としても活動中。経絡治療学会阪神部会副部会長・講師